大阪のおばちゃんは比較的込んでいる電車で、10cm程度の座席の隙間を見つけると、
「あー、ここ空いてるわっ!座らしてもらおー♪」とか独り言を言いつつ、お尻で割って入るように座席を確保する(らしい)。
言葉でも後から入れる成分はなんとか隙間を狙って割り込んでくるもののようじゃ。 《小池栄子、中国語に挑戦!!》
「武松打死了一只老虎。」
◆以前在中学学英语的时候,我们学过‘自动词’和‘他动词’的差别。‘他动词’的后边能直接加上宾语,但‘自动词’后边,先添加‘前置词’然后才能加宾语。英语里面‘自动词+前置词’的结构,比如take off, put on, call at 等,能表示各种各样的意思。所以为了学习的方便,我们倾向于把‘自动词+前置词’算一个词记住。比如说‘look at~’等。这样的记忆方法常常引起‘自动词和前置词的结合力很强’这样误会。说实在的,自动词和前置词的结合力不那么强。举‘I look at you.’这个例子吧。因为look是个‘完全自动词’,所以I look.这个句子形成一个完全的句子。这就是‘自动词’本来有的功能。然后为了说明look的状态,添加at you.罢了。总之,I look at you.这个句子原来的意思就是‘我看。那看什么呢?是你的方向。’的意思。
◆上周日我在立命馆孔子学院听的古川教授的讲座中,听到了和上面一模一样的故事。听后我有了恍然大悟的感觉。是关于‘结果补语’解释。他举的例子说‘武松打死了一只老虎。’一般来说,大家以为,和英语一样,汉语有S+V+O型的结构。据这样理解中文的话,上面举了的句子有‘打死’这个动词。翻译成日语的话说成‘打ち殺す’。看上起没有什么问题。但是‘打死’和‘打ち殺す’是完全不一样。以‘打死’当作一个动词的话,中国人的脑子里就浮起‘武松打后死了。’这样的感觉。但实际上,武松不死。古川教授的解释是,中国人的想法里,上面的句子中,‘打’是武松的动词,‘死’是老虎的动词。‘死了一只老虎。’是‘存现文’的一种。所以‘打’和‘死’中间没有那么大的结合力。所以这个句子按照中文本来有的构造分析的话,有S+V+V+S型结构。
◆因为‘结果补语’的动词和补语之间的结合力那么松松,所以‘不’或‘得’这种字很容易地钻进入形成到‘可能补语’。噢,原来如此。
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「おそるべし!結果補語。」
◆中学で英語を習った頃、自動詞と他動詞の違いを勉強しました。他動詞の後には直接目的語が続き、自動詞の後には前置詞が来てから目的語に続きます。take off, Put on, call at等と自動詞+前置詞でいろんな意味になるので、自動詞+前置詞のセットで覚えてしまいます。こういう風に覚えると“自動詞と前置詞の結びつきが強い”という誤解を生じてしまいます。実際はそうではないのです。I look at you.という例で説明しますと、lookは完全自動詞で、I look.で一つの完結した文になります。これが自動詞の自動詞たるゆえんです。その後lookを具体的に説明して、それがあなたに向かって(at you)、lookするのです、という付加的説明をするのです。ですから、英語的感覚で解釈すれば、「私は見る。(何を見るかというと)あなたの方を見るんです。」ということです。
◆先週立命館孔子学院で古川教授の講演を聞いたとき、同様の話を聞いて、目から鱗が落ちる思いがしました。「結果補語」の話なのですが、「武松打死了一只老虎。」という文で、たいていの人は中国語は英語と同じSVOの文型を持つと考え、「打死」という結果補語の部分を一つの「動詞」という風に理解するのですがそういうSVOの形で見てしまうと、中国人の頭では「武松が殴って、その結果(武松が)死ぬ」という風なイメージになるそうです。古川先生の解釈は、「打」は武松の主語、「死」は老虎の主語と捕らえた方が、中国語的発想に近いということらしいです。「死了一只老虎。」は「存現文」と見ます。すなわち「打」と「死」の結合は強くなくて、むしろお互いにそっぽを向いているということのようです。ですから「武松打死了一只老虎。」の文型は中国人の考え方に基づいていうなら「S+V+V+S」なのだそうです。
◆で、「結果補語」の結合が弱いからこそ、「可能補語」を形成する時には、結合の弱い中間の部分を狙って「得」や「不」といった字が入り込むのだそうです。なるへそ。
「あー、ここ空いてるわっ!座らしてもらおー♪」とか独り言を言いつつ、お尻で割って入るように座席を確保する(らしい)。
言葉でも後から入れる成分はなんとか隙間を狙って割り込んでくるもののようじゃ。 《小池栄子、中国語に挑戦!!》
「武松打死了一只老虎。」
◆以前在中学学英语的时候,我们学过‘自动词’和‘他动词’的差别。‘他动词’的后边能直接加上宾语,但‘自动词’后边,先添加‘前置词’然后才能加宾语。英语里面‘自动词+前置词’的结构,比如take off, put on, call at 等,能表示各种各样的意思。所以为了学习的方便,我们倾向于把‘自动词+前置词’算一个词记住。比如说‘look at~’等。这样的记忆方法常常引起‘自动词和前置词的结合力很强’这样误会。说实在的,自动词和前置词的结合力不那么强。举‘I look at you.’这个例子吧。因为look是个‘完全自动词’,所以I look.这个句子形成一个完全的句子。这就是‘自动词’本来有的功能。然后为了说明look的状态,添加at you.罢了。总之,I look at you.这个句子原来的意思就是‘我看。那看什么呢?是你的方向。’的意思。
◆上周日我在立命馆孔子学院听的古川教授的讲座中,听到了和上面一模一样的故事。听后我有了恍然大悟的感觉。是关于‘结果补语’解释。他举的例子说‘武松打死了一只老虎。’一般来说,大家以为,和英语一样,汉语有S+V+O型的结构。据这样理解中文的话,上面举了的句子有‘打死’这个动词。翻译成日语的话说成‘打ち殺す’。看上起没有什么问题。但是‘打死’和‘打ち殺す’是完全不一样。以‘打死’当作一个动词的话,中国人的脑子里就浮起‘武松打后死了。’这样的感觉。但实际上,武松不死。古川教授的解释是,中国人的想法里,上面的句子中,‘打’是武松的动词,‘死’是老虎的动词。‘死了一只老虎。’是‘存现文’的一种。所以‘打’和‘死’中间没有那么大的结合力。所以这个句子按照中文本来有的构造分析的话,有S+V+V+S型结构。
◆因为‘结果补语’的动词和补语之间的结合力那么松松,所以‘不’或‘得’这种字很容易地钻进入形成到‘可能补语’。噢,原来如此。
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「おそるべし!結果補語。」
◆中学で英語を習った頃、自動詞と他動詞の違いを勉強しました。他動詞の後には直接目的語が続き、自動詞の後には前置詞が来てから目的語に続きます。take off, Put on, call at等と自動詞+前置詞でいろんな意味になるので、自動詞+前置詞のセットで覚えてしまいます。こういう風に覚えると“自動詞と前置詞の結びつきが強い”という誤解を生じてしまいます。実際はそうではないのです。I look at you.という例で説明しますと、lookは完全自動詞で、I look.で一つの完結した文になります。これが自動詞の自動詞たるゆえんです。その後lookを具体的に説明して、それがあなたに向かって(at you)、lookするのです、という付加的説明をするのです。ですから、英語的感覚で解釈すれば、「私は見る。(何を見るかというと)あなたの方を見るんです。」ということです。
◆先週立命館孔子学院で古川教授の講演を聞いたとき、同様の話を聞いて、目から鱗が落ちる思いがしました。「結果補語」の話なのですが、「武松打死了一只老虎。」という文で、たいていの人は中国語は英語と同じSVOの文型を持つと考え、「打死」という結果補語の部分を一つの「動詞」という風に理解するのですがそういうSVOの形で見てしまうと、中国人の頭では「武松が殴って、その結果(武松が)死ぬ」という風なイメージになるそうです。古川先生の解釈は、「打」は武松の主語、「死」は老虎の主語と捕らえた方が、中国語的発想に近いということらしいです。「死了一只老虎。」は「存現文」と見ます。すなわち「打」と「死」の結合は強くなくて、むしろお互いにそっぽを向いているということのようです。ですから「武松打死了一只老虎。」の文型は中国人の考え方に基づいていうなら「S+V+V+S」なのだそうです。
◆で、「結果補語」の結合が弱いからこそ、「可能補語」を形成する時には、結合の弱い中間の部分を狙って「得」や「不」といった字が入り込むのだそうです。なるへそ。
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by shengM2
| 2008-02-02 00:34
| 独り言